この白い家作ったメーカーすげくない??? pic.twitter.com/DYEmjs0obu — 38式(さんぱちしき) (@38siki) 2015, 9月 10
全国的に話題を呼んだこのお宅、
実はこれ「顕正会員宅」であったということで、
会内ではこれぞ「功徳の実証」と、これ見よがしに喧伝してるみたいです。
@mimiyorori ヘーベルハウスが凄いのと、偶然が重なって奇跡的なだけだと思います。会員の家は、御加護により一軒たりともも何もなかった!とは言わないところがミソですかね笑 投函用の手書きの手紙もあります pic.twitter.com/4DGEfY5LCJ — ♡a♡【ブリーチでハゲ】 (@hykwai) 2015, 10月 2
「鬼怒川堤防決壊で濁流となった茨城・常総市で、一件だけ流されなかった白い家は顕正会員の家です。御本尊様のお力、御守護なんです。」
ということで、どうやら事実のようですね。
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二つの大なる疑義。
う~ん。
まぁ毎度のことですが、正直な話、このことを取り立てて「功徳だ」と騒ぎ立てる顕正会の体質自体が「モラルの欠落」であり、
もう一つ言わせてもらうと、だからといって果たして本人がこれを素直に喜べるだろうか?ということです。
1、不謹慎も甚だしい
前者についてはもはや言うまでもないかもしれませんが、 例えば、東日本大震災の時もそうでした。
「顕正会員は一人残らず無事だった」と、浅井会長の明言したことで、 会員達は勧誘、あるいは指導の場で、この「奇跡体験」を口々に語り、世間から大いにバッシングを受けたことはまだ記憶に新しいですね。
僕とてその例外ではなく、当時はまだ現役の顕正会員でしたから、後輩指導の場で良くこの話題を利用しました。
中には、「自分達だけ守られたからといって、それを信仰していたからと結び付けるのはおかしいし、他人に言うのもどうかと思う」 と、後輩に言われたこともあり、実際に嫌忌されたこともありました。
2、別段、羨ましくも、喜ばしくもない
上掲の写真を見てわかるように、周囲は惨憺たる状態。
車も庭も流され、残ったのは建物のみという中で、 では実際に「以前と同様に生活して下さい」といっても到底無理な話ですよね。
まぁ、当の本人ではないから何とも言えませんが。
普通に考えれば素直に喜べるような状況ではないと思います。
茨城県常総市 鬼怒川の堤防が決壊しても流されなかった、ヘーベルハウスの白い家がすごいと話題(NAVERまとめ)
と、こんな感じで、多くのメディアに取り上げられているのは「ヘーベルハウス」の方であり、 当然のことながら、顕正会の方には全く焦点が向けられていない格好となっています。
だから結果論として、実際に大衆からの評価を得たのは「旭化成ホームズ」であり、
要は、顕正会員がこれを「功徳だ」と叫べば叫ぶほど、世間からは姑息な「仮託」だと見られるのみで、 なんて稚拙な教団なのかと、かえって評価を落とす自爆行為でしかないということですね。
内部で語る分には大いに結構ですが、これを「御本尊のお力」だとか強調して布教に利用するのはナンセンスでしょう。
というか彼らの場合は特に「前科」が多いので、余計に怪訝な印象を与えてしまうんですよね。
以前は良くあった暴力や、入信強要による事件など目立った過失はないにせよ、
一度失ってしまった信用を取り戻すのは容易なことではないんですね。
電柱おじさんは法華講。
速報!電柱おじさんは法華講だった!奥さんと息子さんも無事救助! pic.twitter.com/VZQFxSFlPZ — 本年度折伏誓願達成! (@abetvd) 2015, 9月 15
ついでにおまけということでこちら。
この程度なら素直に喜べますよね。 だから日蓮正宗がどうとかは、僕は思いませんが、 おじさんが助かって本当に良かったと思います。
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一億五千万円の値が付いた「大間のマグロ。」
ところで、こんな話題もありましたね。
マグロ初セリ、史上最高の1億5540万円 築地(日本経済新聞)
僕はこの当時はまだ顕正会員でしたから、リアルタイムで実感しているんですが、
これ、内部では随分と注目を浴びた珍事でしたね。
関係者の登壇があるので、顕正新聞から該当部分を抜粋したいと思います。
「大間町の漁師に嫁いだ妹が大功徳 マグロが初競りで1億5000万円に!」
中でも青森県大間市に住む私の妹は、たいへんな経済苦の中に喜んで広布御供養に参加したところ、信じ難い大功徳を頂いたのです。
妹は昨年、大間町で漁師をする家に嫁いだのですが、今回、妹の夫を含む三人の漁師が釣った222キロのマグロが、今年の初競りで史上最高値の一億五千万円という有り得ない高値で競り落とされたのです。
これは全国ニュースでお大きく取り上げられ、関係者全員が考えられないと驚いておりました。
(中略)
しかもこのマグロが釣られたのは昨年の十二月二十九日であり、初競りに出せるのは二十九日以降に釣れたマグロであるため、もし一日でも早く釣り上げられていたら年内出荷の扱いとなり、四百万円程度の値打ちしか付かなかったとのこと
(中略)
その日百隻にも及ぶ船が一緒に漁に出ていたにもかかわらず、マグロはなんと僅か4匹しか釣れず、妹の夫たちの乗った船だけが大漁であった。
(顕正新聞平成23年2月5日号より。)
功徳か?それとも僥倖なのか?
さて、話は戻り、白いヘーベルハウスについてですが、
これは顕正会で信仰したことによって得られた「功徳」なのか? それとも単なる「僥倖」なのか?
勿論、信者の立場からすれば、これぞ信仰の賜物だと言って憚らないでしょう。
他方、無神論を基とする方ならば、単純に造りが強固だった等、物理的な要因を示して、信仰との因果関係を否定するかもしれません。
それに僕が先程述べたように、別段、喜べるような一件ではないよね?という疑問符も浮かび上がります。
解釈の仕方は、それぞれの主観的な信条に基づくものですから、普遍的、絶対的な回答などありません。
しかし、僕は少なからず、強い信念が何かしらの「現象」を自分に引き寄せる「原理」自体は存在すると思っています。
良く耳にする宗教の「奇跡体験」は特定の信仰に限った話ではないですからね。
信仰によって得られる利益はどの信仰にも確かにあるのであって、 得るものもあれば失うものもあるということ。
また、立場が違えば主張も解釈も違うということですね。
兎にも角にも、今回罹災した地域の早急な復興を願うばかりです。
東日本大震災の時に岩手で活動していた顕正会員宅が守られ周りが瓦礫の山になってる画像が組織に一斉送信され、隊長から「この功徳の体験を折伏・指導に大いに活用するように」との通達があったのを思い出しました。
ミミさんが仰るとおり、世間の方からは「なんて不謹慎な団体」と思われていたようです><
大間のマグロの件も、「顕正会員の旦那さん以外の他三人はどうなるんだ?」とツッコまれてましたね(´∀`)