大闘諍(だいとうじょう)を前にして、もう助かる術がないことが本当にわかった時、初めて全日本人が日蓮大聖人の重き重き御存在にめざめる。(中略)
そして日本一同、手を合わせるに至る。
(中略)
アメリカを太平洋から駆逐してアジアの覇者たらんとしている中国は、この裸同然の日本を必ず襲う。これが「他国来難」であります。このとき日本は亡ぶ。
(顕正新聞平成27年12月5日号)
さて、
顕正会員さんは、既にこのような会長の指導は耳にタコができるほど聞いていると思います。
「第三の秘宝、今に残す所也、此れ偏に末法闘諍の始め、他国来難の刻み、一閻浮提の中に大合戦起こらんの時、国主此の法を持ちいて兵乱に勝つべきの秘術なり」(四十九院申状)
上掲の遺文をソースに、浅井さんは「まもなく中国が攻めてくる!」と、
事あるごとに繰り返し内外に喧伝しているわけですね。
不安を増長させ、「今入信するしかない!今折伏(勧誘)するしかない!」と。
折伏(勧誘)活動に及び腰な非活動家達の投機心をくすぐり、
社畜ならず、会員たちを「会畜」化させる、魔法の煽り文句。
時来れば、中国という国家が「軍事力」を行使して、日本を亡ぼしに来ると信じて疑わない顕正会員たち。
ビジョンとしては、かつての東京大空襲のような、
物々しげな惨状を思い浮かべているのではないでしょうか?
爆弾が投下され、建物や施設が破壊され、みたいな。
恐らく多くの会員は、概ね、未来の日本の姿にそういった想像を巡らせていることでしょう。
浅井さんが良く引用する「新尼抄」には、
「一閻浮提の人々、各々甲冑を着て弓状を手に握らん時、(中略)
諸人みな死して無間地獄に堕つること雨のごとくしげからん時。」
と、ありますからね。
でも、良く考えてみて下さい。
他国が日本を制圧するために、わざわざ生産資源を破壊したりだとか、
貴重な人的資源を無下にするようなバカな手段を取りますかね?
僕も決して詳しい方ではありませんが、
経済のこと、国際関係の実情等、
浅井さんの指導を鵜呑みにするだけではなくて、もう少し視野を広げ、知識の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
今や、有益な情報は無料で手に入る時代なのですから。
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中国は日本に勝てない。
ちょっと聞いて下さい、三橋貴明さんの話を。
この方は、かなり他から批判を受けているのも事実ですが、
まずは、三橋さんの話を肚に落とせたら、反証にも耳を傾けてみればいいんじゃないでしょうか?
右と左のネガティブな部分だけ切り取ったかのような、
「浅井寄り」の浅い考えを、柔軟に解きほぐしたいのならば、
三橋さんの話はうってつけかと。
そもそも中国は、国家に対する帰属意識が薄いのです。
この方の話は本当に爽快ですよ~。
日本国民は本当に国家の借金のツケを負わなければならないのか?
こちらの論に関しても、批判が飛び交っていますが、
展開されている論の内容は非常に興味深いものです。
日本の国債は自国通貨立てだから、返そうと思えば返せるのだと。
将来の日本国民は負債者ではなく、債権者であると。
デフレの元凶とは!?
三橋さんの論の正当性についてはともかくとして、
僕は思うのです。
「デフレマインド」と言われるように、極論、デフレの元凶は国民の消費意欲の低下がもたらす悪循環です。
将来展望が暗澹たるものであれば、当然個人の経済活動においては、消費が押さえられ貯蓄が増えるわけですね。
単純な話、「未来は明るい」「どんどん投資しよう」となれば、
消費が増え、経済が緩慢に活性化してくるのが、基本的な構造です。
根本的な原因は、国民一人一人の「マインド」にあるのです。
では、そのマインドはどのように形成されていくのか?
それは権威者の発言です。その情報が国民のマインドに影響を及ぼしています。
ということは、分かりますよね?
デフレの元凶は、「もうすぐ国家破産だ!」「他国が攻めてくる」などと言って、
世間の不安を増長させるような権威者の存在。
つまり、浅井昭衛その人です。
「普通の人間は戦争を望まない。しかし国民を戦争に参加させるのは簡単で単純だ。国民には攻撃されつつあると言い、平和主義者を愛国心に欠けていると非難し国を危険にさらしていると主張する以外には何もする必要がない」ゲーリング(ナチス) pic.twitter.com/hWG5pnesiX
— YELLOW_TAIL (@RedGolgo) February 17, 2017
国民には他国侵逼の難が迫りつつあると煽り、
今の国民は危機感が欠如している、平和ボケしていると非難し、
そういった顕正会の主張を受け入れない国民自身が日本を危険にさらしていると説く浅井昭衛。— ミミ(ヨロ) (@mimiyorori) February 18, 2017
顕正会員は知らぬまに信仰にかこつけて戦争肯定サイドに立たされているという、社会的立ち位置を自覚としてきちんと認識すべき。
そこ踏まえた上で、もう一度浅井昭衛を無二の師匠と仰ぐ意味を深く省察して欲しいと思う。— ミミ(ヨロ) (@mimiyorori) February 18, 2017
勉強しよう。先生の指導の内容を見直そう。
顕正会員の皆さんはもっと積極的に勉強しましょう。
そういえば昔、確か6隊というところに経済ジャーナリストがいましたが、
現在姿を見せませんがどうしましたか?
浅井指導の虚構に気づいて、辟易してしまったのでは?
経済に詳しければ、浅井さんの発言がいかに薄っぺらいかということは、すぐに分かるでしょうから。
原発にしてもそうです。
勿論悪いのですが、
悪いからといって議論の争点がズレていては話にならないわけです。
自分の考え方や行動を、時には立ち止まって、矯めつ眇めつ眺めてみることはとても重要で、
新聞片手に、「センセーはー!」「原発はー!」「中国がー!」
と言っているだけではだめなんです。
勉強して、社会人としてひとかどの意見を持って下さい。
しっかり頼みます!
こんにちは。
6隊の経済ジャーナリスト、N島支隊副長さんでしたかね。
私も同じ組織にいましたから、よく覚えてますよ。
確かに、顕正新聞でも何回か登壇してましたね。
ほんと、どうしたんでしょうね。