IS(イスラム国)とイスラム教の違いと相互関係をざっくりと。

IS(イスラム国)の存在が世界を震撼させています。

近年急速に勢力を伸ばしつつあるこの組織ですが、そもそも何が目的なのでしょうか。

また、組織勢力の実態や現況、これまでの経緯、他のイスラム教徒との信条の違いなど、細やかな情報まで把握している人は案外少ないのではないでしょうか。

とはいえインターネットを覗くと、随分とその情報も錯綜している感があり、真偽を確かめるためにさらに掘り下げて調べたりするうちにいつの間にか迷宮入りしてしまったり。

なかなか求めるような答えに辿り着けないケースも多いと思います。

しかしこの先も彼らは頻繁に残虐な事件を起こすなどして、我々を恐怖に陥れることでしょう。

メディアの流す情報に踊らされ、恐怖に慄くだけでなく、ある程度明確な理解を得た上での危機意識、プロパガンダに支配されないリテラシーを持つことは今後の我々にとって非常に大事なことです。

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ISって何?

そこで今回、ジャーナリストの池上彰さんのお話やWikipediaといった最大公約数的な情報を元として、なるべく解り易いようにまとめてみたので参考にして下さい。

以下の内容で、アウトラインくらいは押さえられるでしょう。

この記事では、「宗教的」な視点から両者の関係性を、大まかな説明したいと思います。

ISの存在のおかげで迷惑を被っているイスラム教徒

まず日本における「イスラム国」という呼称ですが、これ自体が誤解を招くものとして、主にイスラム教徒の方達から非難されている事実があるようです。

まず「国」というのは彼らが勝手に「国」の樹立を宣言しただけであり、世界各国はどこも正式な国家として認めているわけではありません。

また「イスラム」というのも、彼らは「カリフ」といってムハンマドの後継者、つまり正統な血脈を継ぐ団体として「カリフ制」の実践や、聖典コーランの厳格な解釈を元とする原理主義としてのスタイルを標榜しているようですが、

他のイスラム教徒からしてみれば、「あのようなものと一緒にされては困る」といって迷惑を被っているようです。いわゆる風評被害でしょう。

勝手な「正統派」宣言。

カリフ制とは、第一次大戦によりオスマン帝国ともに完全に消滅してしまったそうで、以降は極

めて具体性の乏しい「理想国家」という概念でしかなかったようですが、
イスラム国はあたかも「それをやってのけた」かのように喧伝しているところが、何ともあざといなぁという印象です。

だからといって勿論、それを素直に認めるイスラム教徒ばかりではなく、中でも、反米テロ組織アルカイダなどはそのことについて反対する姿勢を見せています。

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期待とは裏腹。「こんなのイスラム教じゃない!」

実際に、理想国家の顕在を信じて、他国から戦闘員として加わったイスラム教徒の中には、「実際の教えとはかけ離れている」と幻滅するケースなどがあるようです。

更に、繰り返し行われている残虐な殺戮も、全てが信条に基づいた行為であるかといえば、そのことも甚だ疑わしいのです。

IS(イスラム国)の戦闘員の所持品から麻薬や注射器が確認されているようです。

クルド人武装勢力の兵士の証言によれば「捕虜になった戦闘員の中には、数時間後正気に戻ったとき自分の居場所さえ分からなかった奴もいた」

とのこと。

つまりやっていることの実態は恐怖による支配と洗脳であり、

他の多くのイスラム教徒からしてみれば、イスラム教を利用したテロ組織であり、イスラム教を「詐称」した団体だと見なされているのです。

IS(イスラム国)=イスラム教徒というのは短絡的且つ誤った認識だということは、最低限理解しておく必要があると思います。

彼らの目標。

当面の目標として、過去にイスラムに縁のあった土地を取り返すことを掲げ、その地域は西はスペイン、東は中国、インドネシアまでという広範に及び、ゆくゆくは世界中の人々をイスラム教に改宗させようとしているようです。

しかし、それは彼ら独自のイスラム教観念の強引な押し付けでしかなく、

他のイスラム教徒が認める布教とは到底言い難い、全くかけ離れた所業だと言えます。

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