僕が顕正会を辞めようと思ったキッカケ。ネパール人勧誘体験。

昨日の記事で紹介しました「ネパール人の大量入信」についてですが、

ハッキリ言ってこんなものは「愚行」でしかありません。

こんなものは「数に追われ、成果のみを求めた機械的な作業」であり、その内容の希薄さは否めません。

「救う」とか、どの口が言っているんですか?というくらい、当時の僕には、彼らをバカにした行為にしか映りませんでした。

そういえばこのことについて、上長に憤怒をぶちまけたこともありましたね~。

何故かというと、彼ら(顕正会員)はまず「言語を学ぼうともしませんでした。」

救いたい相手と心を通じ合わせるために、まずは「最低限伝えたいことが伝わる程度の会話をできるようにする」ということが大前提でしょう。

ネパール人の方々の中には、多少の日本語を話せる方もおられますが、ほとんどの方は話せません。

南無妙法蓮華経と思っただけで成仏とか「浄土真宗」じゃないんだから、

「仏道修行」するための、最低限のインフラを「紹介者」や「会」が積極的に用意してあげないといけませんよね。

それが全くできていない。やろうともしない。

「あんたたち何やってるの?」

そう思うと同時に「そういう彼らと同じ組織で活動している僕もどうなんだろう…」と、やるせない気持ちに駆られ‥

そんな頃からだったと思います。

僕は顕正会に対し、徐々に不信を懐くようになり、組織と距離を置くようになっていったのです。

「カレー屋の戦い」体験談。

僕が現役会員時代に何度か「カレー屋の戦い」に同席する機会がありました。

基本的に言葉の通じない相手です。ボディーランゲージ巧みに、どんな熱い折伏(勧誘)が展開されるのかと、期待を寄せながら、「カレー屋」へ向かいました。

それは日曜日の昼のことでした。

「支隊長」を筆頭に、その他「班長」や「組長」が連なり、約7~8人というドラクエのパーティー顔負けの大人数でぞろぞろと入店。

カレーを注文し、雑談をしていると、まもなくして「カレー」が到着。

本場の味を存分に満喫した後、一服をしながら、「まだかまだか」と先輩の言動に注目しながら待つこと数分。

同席していた組織の方が、店員のネパール人にビデオ放映の日程らしきものを伝えると、「勧誘」が行われないまま、お会計となり、そのまま店を出てしまいました。

「あれっ?折伏(勧誘)は?」と、僕が支隊長に問いかけると、

「えっ?もう彼ら入信してるから」

と。

え~、せっかく勧誘の現場をお目にかかれると思ったのに~。と残念に思いましたが、

同時に、「カレー屋の戦い」とは「カレーを食べにいくこと」と理解することができました。

なるほど。

つまり彼ら(顕正会員)は、「カレー」を定期的に食べに行ってあげることを「引換条件・対価」として、ネパール人たちを「入信」させていたのです。

カレー屋の戦いから浮彫りとなった会の「問題点」

まぁ、「カレーを食べて縁を作る」というのも、折伏(勧誘)の入り口は相手に合わせて様々なカタチがあって然り。それはそれで良いと思うのです。

ただし、なんの「アフターフォロー」もないところに、彼ら(顕正会員)の軽薄さというか「怠惰」をみた思いになったんですよね。

彼らの成長を真に願うならば、やるべきことは山の様にあるはずなのです。

それは、紹介者という「会員個人のレベル」に限らず、「本部の対応」としても言えること。

例えば。

・ネパール人勧誘に際して最低限必要とされる「ネパール語」の勉強をする。

・ネパールの「文化・風習」について理解を深めるために「本部」が外注して「講習会」を設ける。

・ネパール人にも解り易い「ネパール語」で書かれた教義の「入門書」を用意する。

・勧誘用として、「諫暁書」のようにキャッチーな「テキストツール」を用意する。

・ネパール人会員向けのwebサイトを作成する。

ざっと考えただけでも、これだけの「まだやっていないこと」が頭に浮かびます。

既に大量の「ネパール人入信者」が出ているのに、何も手を打たない「彼ら紹介者」。

本部側もようやく、「ネパール版の経本」を発刊するに至ったとはいえ、いくら何でも対応が遅すぎます。もっと早くにエンパワー的な何かがあってもいいんじゃないかと。

しかし、なぜ本部の対応が遅いのか。その理由を考えてみます。

「経営者」の怠惰

そう、「経営」なんです。浅井会長という「経営者」による。

現状、ある程度の収益化に成功しているから、特にそれ以上の発展を「経営者」が求めていない。

年に3箇所程度、適当なところに会館を建てて、月に一度、週刊誌ネタを繋ぎあわせてスピーチを行い、たまに日曜日の朝会館に出てきて雑談をかましていれば、「大量の金」が入ってくる。

そのシステムに甘んじて、「経営」に「怠惰」を生じている。もう余生も僅かですし。

そして、顕正会という組織は完全なる「トップダウン」。

首脳陣があれこれ考えを巡らせたところで、会長の「GOサイン」がなければ彼らは成す術がありません。

属人性など皆無に等しい、「陳情」=「除名」の世界ですから。

会社であれば、能力のある者から「独立」していくのでしょうが、

そんなことは「教義信条」への背信行為に当たりますから、できるはずがありません。

どこまでも「先生」をヨイショするしかない、

それを生業にしている首脳部たちも大変なんですね。きっと。

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