【カルト】について語る前に【カルト宗教】の定義について明確にする必要があります。
ある集団をカルトと呼ぶ基準は、その集団の教義や儀礼が『奇異』に見えるかどうかであってはならない。
あくまでその集団が、個人の自由と尊厳を侵害し、社会的に重大な弊害をもたらしているかどうかであるべきである。
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顕正会は【カルト宗教】か?
顕正会は典型的な排他主義であり、その強引な勧誘行為は度々刑事事件を引き起こし、反社会的な団体として世間から危険視されています。
(※参照リンク↓)
しかし、上記の示す内容に照らし合わせて考えた場合、
顕正会が「国立戒壇建立」を目指そうが、「本尊を自作」しようが、それをもってただちに「カルトである」と即断するのは禁物です。
つまり、その思想に基づいて起される具体的な「指導の在り方」や「活動の内容」が、「憲法」と照らし合わせて「違法性があるか」を見極めること。
これがその宗教団体が「カルトであるかどうか」を判断する指針となる重要なポイント。
別に彼らが「国立戒壇」を目指そうが、その思想自体は「信教の自由」という法の上において、基本的に保障され、尊重されるものだということです。
(※参照リンク↓)
「カルト」という言葉がもつ「先入観」が独り歩きする一方、脅かされている「人権」があるという事実は少なからず存在しています。
そのカルト教団が行っている活動を、社会的、あるいは倫理的な観点から見て、
許容される範囲であるかどうか。
その判断を下すための基準として、
関連性の高い「憲法の条目」を一通り列挙してみたいと思います。
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「カルトの活動内容」と、憲法条文と照合し、「違憲項目」をチェック。
第14条…「法の下での平等」
第18条…「奴隷的拘束や苦役からの自由」
第20条…「信教の自由」
第21条…「通信の秘密の保護」
第22条…「住居、移転の自由」
第24条…「婚姻における個人の尊厳と両性の平等」
第25条…「健康で文化的な生活の権利」
第26条…「教育を受ける権利」
第27条…「勤労条件の基準、児童虐待の禁止」
第29条…「財産権」
第31条…「法によらず生命や自由をはく奪されない権利」
第34条…「不法に抑留・拘禁されない権利」
第35条…「住居、所持品の不可侵」
この中で顕正会で当てはまりそうな条目
ざっと見て、顕正会であてはまりそうなのは、
第25条…「健康で文化的な生活の権利」。
特に、顕正会の「謗法」の教義信条が、この「文化的」の部分に著しく反しています。
まず、肉親や兄弟であったとしても「葬式」に参列できないこと。
これは本当に酷い話です。僕も現役会員時代「おじさん」の葬儀に出られませんでした。
また、社内旅行などで「神社・仏閣」に行くこともあるでしょう。
これらも当然ながら、参加できません。
(中・高校時代の奈良・京都などの修学旅行については、昔は厳格に禁止していたそうですが、近年では婦人部長が会員の親御さんに対しOKサインを出したとのこと)
地域の行事などでも、参加を拒むことで、周囲の住民との軋轢が生じてしまうケースがあります。
これについては「寛容」であるべき。現在の顕正会の体質では「カルト」と定義されても反論はできません。
第35条…「住居、所持品の不可侵」
次に考えられるのがこれ。
ありました。「御守りを切った」事件。
最近は聞かなくなったので、これについては、会側も指導の在り方について見直し、改善を図ったのだとと思われます。
「IMM」創立者の事件も鑑み、この点については、今後一層強化されることでしょう。
ただし、現状どうしても「改善が徹底されている」とは到底「言い難い」実態があるのは確かです。
これについて、僕の数年前の体験談でしかありませんが、宜しければ過去記事を参照にされて下さい。
ニセ本尊という呼称について
僕は「ニセ本尊」という呼称について、どうも違和感を感じています。
ニセモノの意味は「贋物」「模造品」。
確かに「意味合い」としては間違ってないんですが、
本尊って「信仰心ありき」で成り立つ概念なので、
少なくとも「彼らにとっては唯一本物なわけで、決してニセモノではない」とも言えてしまうわけです。
なので「ニセ本尊」とは、身も蓋もない「ズバリ」の指摘であると共に、
彼らの信仰心を「蔑んだ」呼称だという側面も有しています。
これは、きわどいところですが、
厳しく言えば、これは「日蓮正宗」が顕正会から信者を争奪するため画策した一つの「プロモーション」に過ぎないわけで、
同時に顕正会が「カルト」だという印象を、より強く世間に与えるための「ラベリング行為」に過ぎないという見方もできます。
「自作本尊」とか「私製本尊」くらいの方が良いのかもしれませんね。
代わりに、
「フェイク本尊」とか、
あと、ちょっと考えたんですが、
「イミテーション本尊」とかどうでしょう。これならなんかカッコいいじゃないですか。響きが。
あ、これだと、「ニセ」と「意味」が変わりないですかね(笑)
少し「笑い」の要素が加わった方が和やかにいく場合もあるということで。
浅井会長は早く「本尊の自作」を公表すべき。
冗談はともかく、
少なくとも「会員を騙している」のは事実であり、
これだから「カルト」と呼ばれてしまうんですね。
「血脈が顕正会に通っている」と発言している現在、「本尊の自作」を披瀝したとしても、
教義上、大きな問題はないはずです。
大体、すでに多くの会員の耳目に触れているところであり、いつまでも黙秘しているのは「みっともない」、
既に「公然の秘密」です。
そして、これは歴然たる「責任問題」です。
早々に顕正会が所持するところの「本尊」についてハッキリとした声明を出し、
会員たちに釈明をするべきでしょう。
非常に面白いです。