顕正会を辞めることで不幸な境涯から解放されるのか?

よく、格差が広がっているとか、

人々の心が荒んできているとか、

政治家の質がどうとか、

世の中がドンドン悪い方に向かってると言う人がいます。

顕正会時代の僕もそうでした。

だけど、今は違います。

幸福の条件。

「周りが良くなること」と「自分が良くなること」。

これは同時に起こることなんです。

自分が「幸福」の方を向いていれば、目の前には「幸福」な縁やモノが溢れているし、

逆に、自分が「不幸」の方を向いていれば、悲壮感に満ち、世の中が全て「灰色」に見えるわけです。

まだ「セピア」くらいなら情緒があって良いかもしれませんが、

顕正会が提供する価値観というのは、薄暗い、灰色の世界です。

見えている世界が「灰色」の状態のまま、真っ直ぐ前に歩いていくならば、

当然、「幸福」からはドンドン遠ざかっていきます。

いくら「トンネルの先には素晴らしい世界が広がっている」と信じて、

歯を食いしばって、辛い心を誤魔化しながら我慢して歩いていても、

残念ながら、

その方向に「幸福」はないんですよ。

これは、どこかで気付いて「方向転換」をしないといけないんですね。

よく「社会全体が悪くなっていってる」なんて言う人に限って、

そういう薄暗い世界観を社会に撒き散らすのですが、

それは万人に共通する世界観ではないことをまず知るべきでしょう。

もしあなたの視界に映る世界が暗澹たるものであったならば、

それは紛れもなくあなた自身の心が映し出した世界なのですから、

つまり、自分の境涯がドンドン落ちて悪い方に向かっている「サイン」に他なりません。

まずはそのことを自覚しましょう。

例えば虐められてる人が、「自分は虐められている」と認識するのも、

それは本人の世界の中だけで起きている事故に過ぎないわけで、

人が違えば、似たような出来事でも認識の仕方が異なります。

つまり、みんな向いている方向が違うから、見えている世界も違うんですね。

環境を変えたからといって必ずしも幸福になれるとは限らない。

「日本は今亡国の前夜を迎えている。まもなく起こる国家破産、異常気象…」

顕正会員時代の僕は、浅井会長が説く「終末思想」に感化され、

「十有余年後」の栄光を信じて、「幸福」の「反対方向」に向かって猛スピードで走っていました。

残念なことに、顕正会を辞めたからといって「無条件」で「方向転換した」と思い込んでいる人が沢山います。

しかし、

顕正会を辞めることと、灰色の世界から脱すること

これは必ずしもイコールではありません。

大事な事はまず「不幸」な世界観を捨てることです。

そして幸福の方向を、落ち着いて、しっかりと確認し、

そちらの方向へ向かって前進することです。

「幸福の方向を確認する」とは、つまりどういうことかというと、

主体的に幸福だと感じる「ものの見方」や「価値観」とは何であるかを自分に問い、

その答えを「覚知する」ということです。

これは「何でもかんでもポジティブシンキングしろ!」と言っているわけではありません。

それは極論ですから、悲しい時は人間らしく悲しむべきだろうし、

もし失敗して落ち込んだならば、「成功の元」だと思って消化すれば良いのです。

幸福になるための方法。

それは、幸福の「方向」へ向くことです。

周囲があなたを幸福にしてくれるわけではありません。

あなたが、「あなたの中にある幸福」を発見し、その方向に従い、前進することによって、

確かに「幸福」は得られるのです。

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