顕正会について多角的な視点から詳述された随一の書籍といえば、櫻川忠さんの著書、「迷走する顕正会を斬る」が最も有名であることは改めて論じるまでもありません。
よって、唯一櫻川さんの本が、アンチの入門書的なポジションとして収まり、それによって当の著者も顕正会論者として不動の地歩を固めているわけですが、
これ以外のものを求めるとなると、選択肢が少なく、必然的に日蓮正宗サイドの発行物に手を伸ばす他ありませんね。
とはいえ会の闇に関してはすでに洗い浚い櫻川さんの本で暴露されてしまっていますし、顕正会程、ある意味分かり易い、というか調査が容易な団体も珍しいものであえてそこに議論や検証というもの必要とされないのも大きな理由の1つかもしれません。
その為に「よし、いっちょ顕正会について本書くか」といった機運が生じ難い、要するに、つまらない団体なんでしょう。
いじり甲斐もなければ箸にも棒にも掛からない。
叩いても叩いても壊れない、ぐにゃーり窪みを残して、すぐに再生するスライムみたいな気持ち悪さがあります。
ところで今回筆を執ったのは改めて顕正会をディスりたいわけじゃなく、こんなどうしようもない宗教団体を「いじって」下さる殊勝な人物が他にも存在した、という事実を発見したからであります。
それでは、ようやくここに至ってその該当の本の紹介をさせて頂きます。
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サイゾー 日本一過激な宗教学4ー宗教と組織
『別冊サイゾーvol.3 日本一過激な宗教学』(2014年12月発行)から該当テーマの記事のみを抜粋し、新たな記事を加えた増補版!
とのことでサイゾー編集部から発行された「電子版のみ」閲覧可能コンテンツ。
一冊300円。
kindleアンリミテッド(読み放題プラン)に加入されている方は無料で読むことができます。
執筆者について。
やや日刊カルト新聞(通称、やや日)の藤倉善朗さんが執筆されています。
藤倉さんのカルト批判には定評がありますね。当サイトでは藤倉さんのジャーナリズムを記録した著書のレビューを書かせて頂いたこともありました。
シュールな笑いを誘う筆致にグイグイと引き込まれます。
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本の内容
ところでこの本ですが、顕正会のみにスポットを当てた構成ではなく様々な宗教団体を扱う中の1カテゴリーとして顕正会がピックアップされている程度のものです。
その点購入される方はご留意ください。
ただし、少なくとも僕の知り得ていなかった情報が書かれていたことは確かです。
具体的には自衛隊と顕正会組織にまつわる話。
あの公務員の隊長、やけに持ち上げられていたけど、なるほどそういうことだったのねと納得。
あるいは、防衛省関係者を震撼させた「あの日」、まるで狂人の如く扱われる顕正会の惨めさよ。
更に、克衛氏が失脚前、側近に漏らした将来の構想。
様々な裏話が刻まれた「サイゾー日本一過激な宗教学4」。廉価ですので、気になる方は手に取ってみて下さい。
昨日知り合いに呼ばれて入信してしまいました。
紙に書いたのは自分でハンコは押してません。明日も会う約束をしてしまいました。その時に紙を返して貰えば郵便で何にも送らないで大丈夫ですか?