顕正会の教義では「末法無戒」ということが謳われており、
基本的にユダヤ教やイスラム教などの一神教に見る「禁制」のようなものはありません。
しかし、
そのこととは相反するような「謗法厳戒」という信条があることも事実です。
この「謗法」という概念は、顕正会の教義の中では極めて重要な役割を担っているのです。
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Index
謗法とは?
「謗法」についての細かい説明が不要な方は上の目次の「3」辺りからお読み下さい。
では、「謗法」(ほうぼう)とは何か?
「謗法」とは「法」を謗(そし)る、
ということであり、
「法」とは、顕正会信者たちが信奉するところの「教祖、日蓮大聖人のお悟り」のこと。
また、「謗る」とは、「けなす」「批難する」といった意味合いですね。
彼らが信じ、南無妙法蓮華経の題目を唱える対象とする「本尊」には、
その「お悟り」が書き表されているとされています。
つまり「謗法」とは、
内外問わず、その「本尊」に失礼な態度をとったり、
信仰を実践する基盤となる「組織」に対して悪口を言うこと。
つまり、「顕正会に対する悪口」を意味します。
更に広義には、「顕正会の教え」の流布を妨げる「他宗派の教え」、
あるいは、それに関連する「守り札」や、「だるま」「十字架」といったものも「謗法」という概念の枠に含まれることとなり、
彼らはそういったものを所持することができません。
この「謗法」の概念は日蓮系の宗派全般的に見ることができますが、殊に顕正会の場合は異常なまでに厳格なのです。
謗法という信条を中心に。
顕正会から勧誘を受ける際、顕正会員に対し、
「顕正会ではやってはいけないことはありますか?」と問うと、
恐らく「ない」という答えが返ってくると思います。
ところがいざ入信して信仰してみると、「あれもだめ」「これもだめ」と、様々な制限があり、「話が違うなぁ~」と感じられる方は少なくないかもしれません。
ということで、
この「謗法」という信条を中心に、
具体的に会内では、どのような言動が戒められているのか?
元信者という立場から、経験則をもとに一つ一つ列挙したいと思います。
先程記したように、他宗派が販売している、「そこの教えに関連性があるもの」については、所持してはいけないということに加え、
今回は、「意外な謗法行為」について取り上げてみたいと思います。
まだ顕正会に入信したばかりで「これから信仰を頑張ろう!」という良い子の顕正会員は、
まさか、このような不謹慎なサイトを閲覧しているとは思えませんが、
もし見ていたらテキトーに役立ててみて下さい。
また、顕正会について良く知らないという方にも分かり易く述べてみたいと思います。どうぞご参考までに。
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【禁止事項リスト】
合計「6つ」挙げてみます。
大石寺に行ってはいけない!
大石寺とは、顕正会が信奉する本尊の根源的な存在である、
「本門戒壇の大御本尊」が安置されている、静岡県富士宮市の「富士大石寺」のことです。(日蓮正宗の総本山)
顕正会では会館安置の本尊に向かって題目(南無妙法蓮華経)を唱えるとき以外は、
この大石寺の「本門戒壇の大御本尊」に向かって題目を唱えています。
なので、彼らにとって大石寺は総本山的な存在であるとも言えるわけです。
でも、行くことはできません。
多分この意味は信者や元信者以外の人には到底理解し難いのではないかと思われます。
なんで?となりますが、絶対行ってはダメだとされています。
仮に行ったらどうなるかって?
もしそのことが上役に知れたのなら、それが役職の高位な会員ならば「謹慎処分」とかになるかもしれませんね。
実際僕が現役会員の時、後輩になぜ行ってはいけないのか?と聞かれて返答に窮したことがあります。
ちゃんと説明するとすごく長くなるし、入信したての人にこのことを理解させるのって大変なんですよね~。
ってことで、次。
上役が返答に窮するような質問をしつこく投げかけてはいけない!
まぁこれは、一般的な組織も全般的にあてはまることかもしれませんが、
例えば、「顕正会の本尊って浅井さんが作ったコピー品なんですか?」とか、
(※会では顕正会で使用している本尊は、会長の浅井さんが昔日蓮正宗に所属していた頃、ある僧侶から継承したものとされているが、真実はコピー品)
とか、
あとは入信報告書の偽造問題についてとか…。
(※参照リンク↓)
そういうことを何度も質問してはいけません。
仮に、しつこく質問したらどうなるかって?
適当にお茶を濁されます。
それから、異端者、あるいはスパイか何かだと思われて、上役をはじめ、組織の人達から相手にされなくなります。
顕正新聞や数珠や経本を、無造作に床や畳の上に置いてはいけない!
顕正新聞や、勤行を行う際に、手に掛けて使用する数珠、
そして題目を唱える前に読む「お経」が書いてある経本は、
まるで「聖なるもの」みたいに極めて丁重な扱いをしなければなりません。
(※参照リンク↓)
経本を置くときは正座をしている「ひざの上」。
畳の上とかに粗末に置くと先輩に注意されます。
と、数珠、経本。ここまではわかります。
しかし、顕正会では顕正新聞や、その他顕正会発行の書籍全般も同様に該当します。
敬虔な顕正会信者ならば、「有難~い浅井先生(会長)のお顔が掲載されている新聞」を、
そこらへんに粗末に放っておいたならば「罰が当たるんじゃないか」といった恐怖心に苛まれるのです。
なので、もし先輩信者が見て、後輩が顕正新聞に対してそのような粗雑な扱いをしていたならば当然厳しく注意をします。
他の組織の信者とあまり親しくしてはいけない!
これ、なぜかというと、
「会に不利な情報の漏えいを防ぐための対策」と考えることができます。
隠ぺい体質はカルト宗教の特徴としても良く挙げられますね。
僕の経験からお話すると、
現役の時、帰宅の際に会館から駅までの道中、
たまたま「部長」さんと一緒になり、周囲に人がいない中、2人きりでお話する機会がありました。
そのときに言われた一言。
「顕正会では縦の繋がりしかなくて、横の繋がりというものはないんだよ」と。
なぜこのようなことを言われたのかと言えば、
実は、かなり親しくしていた同じ組織の先輩が、少し前に他の組織に移籍となってしまったのですが、
僕とその先輩は、構わず今まで通り仲良くしていました。
実はそのことが、部長さんの耳にまで届いていたのです。
なんと融通の利かない団体でしょうか。これが実態です。
本尊に向かって足を向けてはいけない!
長~い正座のあとには、とりあえずこういう姿勢を取りたくなります。
しかし!
うかつにも、本尊に向かったそのままの向きでこのポーズを取ってはいけません!
必ず足を向ける方向は「横」!
厳格だなぁ~。
でも顕正会ではそういうことになってます。
当サイトを見てはいけない!
顕正会では基本的に、ネットでの顕正会に関する情報の閲覧は禁止です。
ということで…、
このサイトを閲覧している良い子の顕正会員の皆さん(^^)
「謗法者はアンタだよ!」
ちょっとビックリしましたか?
当サイトは24時間、アドミッションフリーです。
また、どのような方でもお気軽に閲覧して頂けます。
いつもご愛顧を賜りまして厚く御礼申し上げます。 今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
まとめ
いかがでしたか?
最後のは冗談のようですが、ネットで顕正会について調べてはいけないというのは事実です。
というか、実際は信者になると怖くてなかなかできません。
検索窓に「顕正会」と入力したきり、検索ボタンが押せないっ。
う~ん…。ここから先は「魔の領域」…。
スマホを握りしめたまま、どうしても虫眼鏡んとこに親指がいかない。
って、これはもっとマズい。
これは僕が実際に何度か経験したことです。
何かを得ようとするならば、同時に何かを捨てなければなりません。
そこまで情報を制限されて、なお組織にしがみつく…。
彼らを縛り付けている、その頸木の本質とは一体何なのでしょうか?
健康的で円満な信仰のスタイルとは一体どのようなものなのか?
「戒め」に忠実になる前に、彼らはもっと多様な知識を取り入れ、冷静になって自分の心を見つめ直す機会が必要なのかもしれませんね。
こんばんは。
顕正会入信直後のHさん(婦人部)とのやりとり
いおなずん 「富士大石寺と名が付くのですから本部は富士山なんですよね」
Hさん 「さいたまなんですよ」
いおなずん 「なぜですか」
Hさん 「富士山は曲がっているのよ」
いおなずん「・・・・?」
このやりとりはいまでもはっきり覚えています。
「富士山は曲がっている」当時の私にはなんのことだか分かりませんでした。
この言葉は私の中の名言(迷言)ランキング一位です。
今にしてみれば、「自分たちこそ正しい団体なのよ」と言いたかったのでしょう。