ネットやメディアの力で前より知名度は上がったけども、いまだに「顕正会はオウムのような危険団体」などと漠然としたフレーズが独り歩きしよる。オウムとちがう組織の実態やMCの恐ろしさ悲惨さは、なかなか世間に浸透せえへん。
— 瑠璃堂みう@顕正会OG (@ruri_doll_sea) 2015, 6月 28
かつて、地下鉄サリン事件によって世間を震撼させたオウム真理教。
この凄惨たる事件は、世間の人々に恐怖を与え、
「宗教」に対するネガティブなイメージを増長させる結果をもたらしました。
「宗教団体」=「危険」。
理由→「オウムのように洗脳されるから」。
しかし、このように「宗教団体」という存在が忌避・敬遠される一方、
人々の「無関心」を悪用することで、新たな犯行が発生しないよう、
皆が抑止力となるような社会の仕組みを意識的に築き上げていくことが大切でしょう。
また、個人レベルにおいては、巻き込まれないようにするため、そのことに対する「知識」を十分に養っておくことが重要です。
得てして人は、「危険」だという先入観だけにとらわれてしまうと、反射的に「耳を塞ぎ」「目を背け」てしまい、
対象について「関心」を寄せたり、「理解を深める」という余地すら失われてしまいがちです。
漠然としたイメージのまま、短絡的に、その対象を理解した「つもり」になってしまうことは、
「危険」という意識はあったとしても、「予防」には繋がりません。
「接触しないことが予防だ」と考えるかもしれませんが、
果たして完璧にそれは可能でしょうか?
マインドコントロールの罠は、社会の至る所に転がっており、何がその入口であるかは容易に分別のつくものではありません。
また、突然の親しい友人からの誘いであれば、断るわけにいかないでしょうし、
家族の中に信者が出れば、関わらないという方が無理な話です。
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洗脳とマインドコントロールの違いとは?
「洗脳」よりも、
本当に恐ろしいのは「マインドコントロール」(MC)です。
「どっちでもいいじゃん」と仰るかもしれません。
確かに人によって、便宜的にMCのことを「洗脳」と表現するケースも多々見受けられますが、
これが「ハズレ」だと取り立てて言いたいわけではなく、
ここでは、両者の「違い」について理解を深めることで、実用的に「予防へ役立てましょう」ということです。
その「違い」の例として、「マインドコントロールとは何か?」に大変分かり易いくだりがあったので引用します。
たとえば、(マインドコントロールとは)人に「何か料理を作る」という意思決定をさせるのに、「料理の材料」と「料理道具セット」、ともに指定したものを使わせておいて、「自由に考えて好きな料理を作ればよい」と、言っているようなものである。
もちろん言うまでもなく、食材と料理道具セットが指定されてしまえば、料理の内容はほぼ限定されてしまう。もしも新鮮な鯛が食材をして選ばされて、使える道具が包丁だけしかなかったなら、まずほとんどの日本人ならだれかに命令されなくても「刺身」を造るであろう。しかも「自分の頭で考えた」結果によってである。
一方、「洗脳」をこの例にあてはめると、それは「刺身」という料理を直接命令し、その料理をつくるまで、身体を拘束したり薬物を投与したりするというものと比喩的に理解できよう。だから本人も普通「強制」に気付く。
顕正会では、オウムのように薬物も使いませんし、ヘッドギアも装着しません。
洗脳には、そういった科学的な機器や薬物、人を拘束したりするために必要な資材の用意が前提となります。
※具体的な方法についてはこちら↓
人を洗脳する、最も簡易で効果的な方法がエグ過ぎ!【悪用NG】
しかし、顕正会や、その他カルトと言われる集団の多くは、上述したような、あからさまな洗脳の手段を行使することはありません。
それは、簡単にバレてしまう上、後に違法性を追及されるようなことがあっては、教団にとって死活問題に繋がりかねないからです。
仮に、上述の手段を強行しようとしても、逃げたり、抵抗することで回避され、返って忌避され、大切な信者の離脱を招いてしまっては、元も子もありません。
ただし、もし暴力などの物理的手段を行使された場合、それは被害者にとって不可抗力であり、
この場合、「危険意識」があったからといって、どうにかなる問題ではないでしょう。
「強制的な洗脳」から免れるために、僕たち個人が出来る範囲の「備え」といえば、考えられるのは「護身術」を習得することくらいかもしれません。
「洗脳」の方法と「予防」
ということで、もし人を洗脳しようと考え、それを実行する場合には、前提として被洗脳者に対し、相当高度な「マインドコントロール」を完結させておく必要があります。
マインドコントロールとはどのような技術かは上記の説明で既にお解り頂けたかと思いますが、
もう一度、要点を抽出して説明するならば、
「料理を作らなければならない」→「鯛と包丁しかない」
という「状況」を意図的に、しかも本人に「気付かれないうちに」セッティングし、
その「状況の力」を利用して実行させたことを、あたかも「本人の意思」であるかのように思いこませる「技術」。
これが「マインドコントロール」です。
もし人を「洗脳」したいのであれば、「本人の意志」によって自発的にそれを行うような心理操作を完了させておく必要性があるということですね。
なので、「マインドコントロール」の時点で、しっかりと見極め、それを断固阻止することができれば、
その先の段階の「洗脳」も同時に防止できることは言うまでもありません。
「洗脳は大変怖ろしいもの」
そう思うことは結構ですが、
洗脳に対する危険意識は、マインドコントロールへの理解抜きには成り立たないということです。
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マインドコントロールの段階と予防策。
マインドコントロールを防ぐためには、
1、マインドコントロールの技術について具体的に知る。
2、常に自分の心理状態を、矯めつ眇めつ眺め、客観的に把握できる余裕を持つ。
この二つに尽きるはずです。
マインドコントロールされていく段階というのは、例えるならば、
「木を見て森を見ず」の連続のように思えます。
部分感に囚われた、一過性の言動の連続。
これが実は「深い森の中への誘い」であることに気付きません。
教団、あるいは先輩信者によって用意された、「木」という状況。
枝に「金」でも括り付けられているとしましょう。
欲しいですよね。「金」。
その「状況の力」は、全体像である「森」を隠し、信者を迷わせます。
迷っている本人も、自分が迷っていることには気付きません。
信者は「木」から目を逸らし、自分のいる場所が「森」であったと気付いたときに、
初めて自分の「迷っている状況」を認知することができます。
しかし、気付いたからといって、勿論、
「そこからは簡単には抜けられません」
まずは過信を排除することが予防に寄与する。
上述した、「木に括りつけられた金」というのは、人間の心理的自動反応(ヒューリスティック)を引き起こす「状況の力」。
「希少性」という人間の性質に訴えかける、マインドコントロールの具体的な技術の一例です。
「状況の力」によって人間は「無意識」に行動を選択しています。
その性質を具に挙げれば、
の5種に分類されますが、それぞれの具体例は先日記事に著した通りです。(リンクを踏むと確認できます)
人はほとんどの言動を他者からの影響によって「半自動的」に、「無意識」に処理しており、
反対に、自らが「ハッキリと意識して」何かを行うことの方が少ないのです。
マインドコントロールの術中にハマる性質は人間であれば「誰でも」持ち合わせています。
まずは、「自分だけは大丈夫」という「過信」を排除しましょう。
これは「マインドコントロール」への理解を進めていく上で必要な心構えだと思われます。
「洗脳は単純明快。マインドコントロールは巧妙で、尚且つほとんど不可避なのです。」
それでは次の記事、【マインドコントロールが気付きにくい理由。会話の事例から分析。】
で、「顕正会における」実際の会話のやり取りから、どのようなカタチで「一時的マインドコントロール」が行使されているのかを説明します。
当方では便宜上、テーマ毎にコンテンツを分けて作成し、詳細と具体的な方法について段階を追って記述しました。
是非、有効的に役立てて頂ければ幸いです。
集団ストーカーと言われている集団が、メディアやインターネットを使い、実際に実行してますが、他の人に説明しても理解され難いですね。
マインドコントロールの説明に書かれているように、選択肢を奪っていき、行動をコントロールしようとします。
私も含めて多くの人間には、時間的にも金銭的にも限りがある。
だから、その時点で既に制限されていますね。
これに統計データや脳波の取得で、いずれは何もかもコントロールされる日が来るのかもしれないですね。