ノルマはあります。
大きくは「勧誘(折伏)ノルマ」と、集会やビデオ放映への「参加人数の(結集)ノルマ」に分けられます。
更に、5月には機関紙「顕正新聞」の「年間購読」の推進が、12月には「広布御供養」という会運営費の徴収が行われており、こちらにも役職の者には「申込みの人数や部数・口数」といったノルマが課せられています。
「顕正新聞」と「広布御供養」のノルマについてはこちらの記事をご覧ください。
「ノルマ」のことを顕正会では「誓願(せいがん)」と呼ばれ、「必達目標」として設定されます。
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勧誘(折伏)ノルマについて
顕正会では「法戦(ほうせん)」といって、2~4ヵ月単位で区切られた「勧誘(折伏)強化期間」を設けています。
(※近年では具体的に、2・3・4月、6・7月、9・10・11月の年間で3法戦とパターン化しています)
これら法戦が開始される際に、「総幹部会」にて会長講演が「会全体」の目標数が発表されます。
(※追記 直近では未成年者誘拐事件の発生を機に、自粛の意図かは不明ですが、会全体のノルマ発表は控えているようです。)
近年では1法戦につき、大体15,000~20,000程度の勧誘ノルマが打ち出されています。(アポ数ではなく入信者数です)
この会全体の誓願は、男子部、女子部、婦人部の各部、更には各部内の各組織に分配され、最小単位では「支隊」(男子部)、「総班」(女子・婦人部)にまで具体的な目標数が細かく設定されます。
最小単位における具体的な数字は、各組織の規模や能力によって差異があり、一桁台から30~40人程度のノルマを組まれる大型組織も存在しています。
もしノルマが達成できないとどうなるのか?
基本的に「2法戦連続」でノルマを割ってしまった役職者は、降格人事がくだされているようです。
法戦中に開かれる集会の活動報告や代表決意では、登壇者各位から勧誘ノルマの達成・突破への意気込みが威勢よく述べられ、進捗状況を報告し、参加者の勧誘に対するモチベーションを掻き立てます。
顕正会員にとって、このノルマの達成は、とりもなおさず「無二の師匠、浅井会長への最高の報恩行為」であり、熱心な会員はこれを何としても達成するべく、場合によっては連日、夜半に至るまで勧誘に駆けずり回るのです。
ノルマの最終締切日における勧誘活動は明け方まで及ぶ場合が多く、現役会員の体調不良などが懸念されます。
会員達は度々「入信強要」等の事件を起こしていますが、ノルマによって追い詰められた精神状態が彼らの理性を狂わせているのかもしれませんね。
具体的な勧誘の手口については以下の記事を参考にしてください。
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集会やビデオ放映の参加人数(結集)のノルマについて
「勧誘(折伏)ノルマ」と、集会やビデオ放映への「参加人数の(結集)ノルマ」の参加者目標値は、前回行われた際の参加者人数を勘案して算出されます。
これについては会長から具体的な数の発表が無いため、恐らく部長クラスが設定し、各組織へ割り振られているのだろうと思われます。
ただし大きな大会に限っては、「5万」や「3万」といった、実動会員数から考えると到底達成出来ようもない「非現実的」な数字が会長より打ち出され、勧誘ノルマと同様に各組織へ割り当てられます。
誓願に追われる生活
それでは顕正会でノルマに追われながら勧誘に明け暮れる状況をリアルに感じていただくために以下、僕の現役活動家時代の体験談をお話しますので、良かったら参考にして下さい。
平成21年8月23日。
「男子3万大会」の開催会場である「長野、エムウェーブ」に支隊の誓願として「80名」が割り当てられました。
私の役職は班長。
支隊は私のような班長が全部で8〜9人くらいの構成で組織されていました。
私の班は「17名を会場に集めよ!」とのノルマが割り当てられました。
通常、集会などに参加する人数としては2~4名程度。「17名」というのは前例がなく途方もない数字でした。
人脈をフルに辿り、最大限の声掛けを行って、大会当日はどうにか「9名」の参加が叶いましたが、大会終了後にはもうへとへとでした。
たしか大会2週間ほど前からだったと思いますが、予想結集人数を毎日メールで報告することが上長より義務付けられました。
報告のフォーマットには、
- A格…100%参加できる人の名前とその人数
- B格…50~99%程度参加すると思われる人の名前とその人数
- C格…20~50%程度参加すると思われる人の名前とその人数
- D格…1~20%程度参加すると思われる人の名前とその人数
を打ち込んで報告。
D格は要するに“声掛けを行なった人”が該当するので、相当な人数になってしまい、本当に大変でした。
ちなみにこの報告は通常の集会の前日、または集会前の月曜、金曜も同様に義務付けられ(D格は除かれる)、ビデオ放映期間についても参加が済んだ人の名前と人数、A~C格までをメールで報告することになっていました。
(※この確認方法は、顕正会の全ての組織が共通して行っているものではありません。)
※追記 会では1月に教学試験が行われていますが、この「参加者数」に関しても組織毎にノルマが課せられています。最近では課せられたノルマが達成できず、なんと「非会員」にまで(顕正会の教えに関する試験なのにも関わらず)参加を促す声が確認されています。
はじめまして 2年程顕正会で活動しました しかし新聞購読ノルマがこれ程とはびっくりしました。班長に「とりあえず立て替えるから是非1部年間でとって」といわれしょーがなくとりました。でもわずかばかり末端の会員が購読しても焼け石に水ですね!その班長は自己破産したという噂もありましたし、何十部も年間購読すれば さもありなんですよね。