前回の続き、
実録!創価学会幹部の方々との長談、文字起こし。
今回は、公明党の存在と、種々の文化活動について、
その意義とポリシーに迫ります。
尚、このシリーズを最初から閲覧されたい方はこちらからどうぞ↓
創価学会って何してるの?幹部会員を直撃インタビュー、長談レポート。
では、「男性幹部」のターンから開始させて頂きます。
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他の宗教文化との関係、接点における心構え。
男性幹部 創価学会は変化をしています。これこそが「正しい!」と、頑なに神社などへ行かないなどという時代もありましたが、様々な上昇気流の時代を経て、現在は旅経つ時期を迎えています。過去、命懸けで戦ってこられた方がいたお蔭で、現在世界宗教になっているんです。
今後、他宗教に対しては、どのように会話を進めていけるか大事になってくるのだと思います。
ご婦人 イスラム教だって戦争しているのは、間違った教えを信じちゃっているからなんですね。自分のために宗教を利用することなく、私たちは人間主義で戦っています。
民衆の下に、本当の信仰を戻すための戦い。今どきの世間において、正義をまかり通していられるような存在というのは創価学会ぐらいではないでしょうか。
男性幹部 日本で宗教というのは、常に権力の下に置かれてきました。権力の下にあっては、宗教というのは本来の力を発揮しません。
インドのネルー首相曰く、インドで仏教が廃れてしまった理由とは、まずお釈迦様を神格化してしまったこと。もう一つは仏教徒が山にこもったり、人里離れた場所で修行し始めたために、人との交わりが断絶したからだと述べておられます。
あくまで宗教は、人間社会の中で活かされるものなんです。
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公明党は、実践的な信仰活動における一つの産物。
なので、思想や哲学が実際の生活にキチンと反映されているかどうか、正しい仏法かどうかを見極めるカギはそこにあります。本来、宗教というのは、現実を変えていく力のあるもので、現在の形骸化している状況は本来の姿ではありません。
その点、創価学会は実践的であり、誇りをもって信仰しています。公明党として政治にも参加していますし。
私個人としては、あまり政治には関わりたくないですが(笑)
僕 そうなんですか(笑)?傍から見ていて、選挙のときは投票の呼びかけなど行うし、一体感があるように見えますが?
男性幹部 いや、だって、きな臭い世界じゃないですか(笑)
55年前、創価学会を母体とした公明党が結成された当時、自民党や社会党に、庶民の声を政治に反映させる役割というのが果たされていませんでした。そういった状況を鑑みた創価学会は、大聖人の思想、哲学を根本理念として、どれだけ政治の面で人間に幸福を与えられるかどうかを考え、その問いに対する答えとして、今の公明党の存在があります。
極端な話、第二次大戦において、もっと政治家に芯や力強さがあれば、軍部に負けることはなかったはずです。軍部に 負けたから軍部政権になって、戦争に突入してしまった。そういう悲劇を踏まえた上で党が結成されたというわけです。政治の部分で現実を変革していこうと。だから、「創価学会は公明党を使って布教しようとしている」などと言って批判する者は認識が浅はかだと言わざるを得ません。
文化、教育、政治、人間が関わるあらゆる部分に進出して、世の中を良く変えていこうと。そういう思いで携わっているんですね。
芸術の世界でも、民主音楽協会などを通じて、共産圏である中国とも文化交流をして協調を図ろうと試みています。教育だったら創価大学です。あらゆる面で、活動の場を広げているわけで、これ、第一には人間の幸福のためなんです。宗教だけではどうしても手の届かないところがあります。人と人とを結ぶのは宗教的なアプローチだけに限りません。だから別に、自民党でも社会党でも、庶民のために本当に頑張ってくれればそれで良いと思っているし、戸田会長もそのような考えでした。
次の回は、創価学会の入会三原則。実践的理解に至るまでの「お試し期間」。です。
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