「ギャップ」にこそ価値がある。カルト脱会者の「回復」にエールと祝福を。

顕正ウォッチャーの方なら、既に御多分に漏れずご存知かと思いますが、

先日、「七色十色、いつも心に顕正ライフ」をこちらで紹介させてもらい、

その記事を見て下さった執筆者の「瑠璃堂みう」さんが、ご自身のブログにて所感を記事にまとめて下さいました。

たまたまなんですが、その記事が、僕が前々から書きたかった「テーマ」にまつわる内容だったので、

今回、機会を得たつもりでその「テーマ」について書いてみたいと思います。

あ、くれぐれも、

「あいつら褒め殺し対決でも始めたのか」と疑わないで下さいね。

「返報性(社会心理学)対決」ではありませんので、そこんとこ御理解下さい。

まず、瑠璃堂さんは記事の中で、

「下品です!」「がっかりです!」「もう来ません!」

と、ブログを再開した後に、寄せられた読者からのバッシングとその心中を察して「無念」な心情を述べてますが、

僕は、こういった「苦情コメント」を投稿する人の方がとっても「残念」だと思うんですよね。

だって人間は変わるものですから。

その時々に応じて、考えや発言も当然変化するものです。

記事は作品であり「アート」です。

「アート」なんです。

少なくともそこには「人に何かを伝えようとする意図」があって、「感情」や「考え」が「描写」された「一つの作品」という意味においては、

間違いなく「アート」だと言えるはずです。

そしてもし、その「アーティスト」が奏でる音調や、作品の色使いが、ある日、劇的に変わったとしても、

それら「変化」そのものを「アート」だと捉えることで、新旧の両作品に「価値」を与えることが最も大事ではないかと思うのです。

例えば、「風化した遺跡」を見て、「ボロいね」の一言で終わらせてしまうのは非常に残念な話で、

悠遠のかなたに思いを馳せたり、文化の象徴として「学び」の姿勢で鑑賞するときに、初めて「価値」が生じます。

また、「トリックアート」を見て、「俺は騙されないゾ」と意固地になっていたら、それは作品が秘めている価値を殺していると同時に、作者に対し「失礼」ですらあると思うわけです。

顕正会活動家たちは「脱会」するにあたり、皆それぞれがある意味「コンプレックス」の様なものを懐き、「変化」を願って外の世界への一歩を踏み出します。

しかし、そこにあるのは世間とのギャップによるストレス。

去来する顕正ライフの記憶に、現実との統合を精一杯図る中、ようやく訪れる「変化の時」。

それは「マインドコントロール」の呪縛から解放され、「自己価値の恢(かい)復」を遂げる時です。

祝福せずにはいられないでしょう。

我々は、「元顕正会員」という条件のもと、「恢復」に向かう道中を一つの「作品」として著すことで、「変化」の「人体実験」を行っている、稀少な「アーティスト」に他なりません。

だからそういう意味では「新旧」の「ギャップ」にこそ、「実験」の大きな意義を有しているわけであって、

反対にこのテーマにおいて、何も変わらなければ「実験」は失敗。作品も味気無いものになってしまうでしょう。

このブログも、前のブログと比べて随分変化しました。

実は、ゴールデンウイークに、ふと「一年前には何をしていたんだっけなぁ‥」と思い、

前ブログの記事を見返していたら、

「メロンを200円で買って喜んでいた記事」を発見し、

「あぁ~メロンを買ったのかぁ~。200円で。」と、すごく愉快な気持ちにさせてくれたんですよね。

こうして過去の自分を見ると笑えてくることがありますが、

これは「ギャップ」が「価値」を生み出している何よりの証拠です。

なので、僕が今この記事を書くことは、また一つ、未来の「価値」を「創造」しているわけですね。

ちなみに僕は、「ライティング」の技術が低いことを自覚しています。

筆が遅いし、表現力、知識も乏しい。三拍子揃っちゃってますね。

その意味では先日紹介した「ポリ銀」さん、また初めてご紹介しますが「巌虎さん」は心から尊敬します。

一記事を15分で作成し、1時間で8000字の執筆をする「イケダハヤト」さんには足元にも及びませんが‥。

これは恐らく僕がこれまでの人生の中で「本」という存在を避けて通ってきた「報い」でしょう。

また、上述した「顕正会から引きづるコンプレックス」でもあります。

顕正会では、あからさまではないですが、世俗的な「書籍」に対し、信条の上からは「否定的」です。

「読んで何になるの?」みたいな、世間に対し、露骨に無関心なんですよね。

先日、本屋で「280ページ」ある本を立ち読みした際に、「二時間で完読」したことは僕にとって「快挙」でした。

顕正会を辞めて、本を読むようになって「スピード」がついたんです。

僕が、立ち読みというシチュエーションで、マンガ本以外の本を一冊読み切ることは、「初めて」だったんですね。

一年後、この記事を読んで、

「あぁ~、あの時は280ページの本を2時間かかって読んでたのかぁ~。今なら1時間だな」

と、この記事が「価値のある作品」になるように、

もっと「読み書き」の鍛錬を積んでいきたいと思います。

書きたいこと、伝えたいことが山ほどあるのに、それらを「したためるスピード」が全くもって「追いつかない」のです。「はやさが足りないっ」

バカをさらけ出すことはアートです。」

ホント、ブログってたのしーですね(^-^)

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