IS(イスラム国)は「世界で最も裕福」なテロ集団。1日2臆円の現金収入。

現在IS(イスラム国)は、首都(中心都市)はシリア北部の「ラッカ」と定め、宗教警察の巡回、路上での死刑執行などといった、独自の統治を行なっています。

更には防衛省や保健省、電気省などを設け、閣僚を置き、インフラ整備を進め、現地住民を取材した情報によれば、地元住民からは暮らしやすさといった面でアサド政権時代よりも支持を得ているのが実情で、本格的な国づくりが着々と進められているのです。

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超金持ちテロ集団。

ISは「世界で最も裕福なテロ集団」と言われており、潤沢な資金があるからこそこのようなことができるのです。

総資産額はなんと日本円にして約2千億円に上り、占拠している油田からとれた原油を密輸することで一日2億円程度の現金収入があると言われています。

おまけに使用している武器はアメリカの最新兵器です。

どのようにしてこのような武器や資金を手中に納めたのでしょうか?

ザッと現在までの経緯を探ります。

この組織、元々はアルカイダ系の組織だったようです。

チュニジアがキッカケで起こった「アラブの春」という一連の民主化運動によって、イスラム独裁政権は次々と倒され崩壊していきました。

イラクでもアメリカの参入によって、フセイン政権が終焉を迎え、その後行われた選挙によって、新たにマリキ政権が発足します。

スンニとシーアの違い。

フセインはイスラム教でも「スンニ派」で、マリキは「シーア派」です。

因みにこの「スンニ派」と「シーア派」ですが、イスラム教ではこのどちらかの派閥に二分されています。

イスラム教徒全体の割合ではスンニ派が9割と圧倒的に多いものの、イラクに限ってはシーア派人口の方が多いようです。

双方の違いについてですが、スンニ派とは「慣行(スンニ)」や「教え」を重視していて、シーア派は「血統」つまり「誰が統治者」を重視しているそうですが、本人達の差別化意識については地域、個人によって異なるようです。

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ISの勢力拡大に伴う、一連の経緯。

話を戻すと、フセイン政権下では、軍人や政府関係者などは「スンニ派」で固められ、シーア派を虐げるような政策の傾向性がありました。

ところが政権がマリキに替わると、今度は逆にスンニ派を虐げる政策へと一転します。

フセイン政権下で働いていたスンニ派の元軍人達は、次第に武装勢力と化し、そこにマリキ政権に不満をもつシーア派たちも共鳴して、徐々に今のイスラム国の原型となる団体が出来上がってきます。

そして、この勢力は一旦シリアに拠点を移します。

シリアでは民主化運動に賛成していた金持ちのサウジアラビアやカタールから資金援助を受けていたシリアの反政府勢力(自由シリア軍、シーア派)と、アサド政権が熾烈に争っていました。

彼らISは反政府勢力に参戦して、アサド政権と戦う姿勢を見せましたが、突如裏切り、かえって反政府勢力を攻撃し、金と武器をぶんどったのです。

武器や資金を調達した彼らは再びイラクへ戻り、銀行(何百億円)や油田(十カ所以上と言われている)を瞬く間に制圧。

アメリカがイラクから撤退する際に、アメリカ製の最新鋭の武器と鍛え上げられた屈強な兵士を残していきましたが、ISがやってくると彼らは武器を置いて民間人に紛れ、さっさと逃げてしまったのです。

イラク軍が逃げた理由。

その原因として主に二つの理由が考えられます。

一つは、ISが制圧した北部地域は、元々スンニ派の地域だったのです。

マリキ政権はシーア派で、そこにいた兵士たちの多くもシーア派ですから、彼らにとってスンニ派の地域を命がけで守る理由がありません。そもそも北部地域は兵士の配置が手薄であったとも言われています。

二つには、マリキの統率力がなく、軍の中が腐敗、弱体化しているのが実情のようです。

以上が、ISの現在に至るまでの大まかな経緯となります。

もっともこれら中東の状勢はどんどん複雑化しているので、実際にはこのような単純なものではなく、様々な裏事情がありそうです。

今も尚、世界中から戦闘員を集めている。

今もIS勢力はとどまることを知らず、

戦闘員は日々、増加しているようです。

これは思想的な背景によった人集め以外にも、経済力にモノを言わせて世界の失業者に対し、高額な給与をチラつかせているからなんですね。

兵士の国籍は70か国。戦闘員の4割が外国人だというのだから驚きです。

現在、彼らを殲滅させるための直接的な手段はないにしろ、

資金流入の経路を絶ったり、戦闘員をこれ以上増やさないようにするなど、

決して国家としての軍事介入などではなく、どこまでも平和的な解決への取り組みに期待するばかりです。

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